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LOG 2026.10.03 · CONSTELLATION · 4 STARS

NexAの開発でego (lite)を使っています——AIから操作できる、軽快なブラウザ

NexAでのego (lite)の使用感と、AIエージェントからのブラウザ操作・Spaceによる並列作業を紹介。メモリについては、Chromeとの体感差と公式の参考値を分けて整理します。

NexAでは、開発時のブラウザ作業に ego (lite) を使っています。

率直な感想は、「AIから操作しやすいし、普通にブラウザとして使っていても軽く感じる。結構便利」です。

AIにコードを書いてもらうだけでなく、ブラウザも触ってもらいたい。そんな開発の道具として、気に入っています。

いつものAIエージェントに、ブラウザを使わせる

ego (lite)は、Chromeと同じChromiumをベースにしたブラウザです。特徴は、外部のAIエージェントから操作できること。公式には、CodexやClaude Codeなどから ego-browser SkillとCLI を使って接続する方法が案内されています。[1]

ブラウザに内蔵されたAIだけを使うのではなく、開発で使うエージェントにブラウザ操作も任せられる。この方向性が、開発用途にはうれしいところです。

ページを開く、内容を読む、ボタンを押す、フォームに入力する。そうした操作をJavaScriptで組み合わせて実行できます。[1]

なお、MCPによるツール連携と、ego (lite)公式のSkill/CLIによる接続は別の仕組みです。この記事では、ego (lite)自体の接続方法を一括りに「MCP対応」とせず、公式の呼び方に沿って紹介しています。

開発の「直す → 確かめる」をつなぐ

コードが書けたことと、実際の画面で意図どおりに動くことは別です。開発では、画面を開いて、入力して、遷移して、結果を見る作業も必要になります。

たとえば、開発用環境なら次のような依頼が考えられます。

開発用のページを開いて、入力フォームと画面遷移を確認して。気になる表示や操作があれば、再現手順と画面をまとめて。外部送信や本番データの変更はしないで。

これは依頼の一例ですが、こうした画面確認をコード修正の流れにつなげられるところに、開発道具としての魅力があります。公式にもWebアプリのテストが用途として挙げられています。[1]

ページの読み取りには Snapshot という仕組みがあり、画面の構造や操作対象をテキストにして、ボタンや入力欄に参照番号を付けます。AIはその情報を見ながら操作を組み立てます。ただし、画像内の文字や複雑なCanvasなど、Snapshotだけでは十分に読めないものもあり、必要に応じてスクリーンショットや人の確認を組み合わせます。[2]

人とAIで、ブラウザの作業場所を分けられる

ego (lite)には Space という作業スペースがあります。エージェントが自分のSpaceで作業し、人間は自分のタブで作業を続ける、という使い方ができます。[3]

同じブラウザを使いながら、作業場所は分ける。AIに画面を操作させるために、自分の作業を止めなくてよい、という設計です。

また、初期設定でChromeのログイン状態やCookie、拡張機能などを移行でき、エージェントも引き継いだログイン環境を利用できます。[4]

ただし、ログイン済みの環境を使わせることは、そのアカウントでできる操作も任せ得るということです。送信・公開・購入・削除などは、人の確認を挟む範囲として区切っておきたいところです。Spaceがあることだけを、安全性の保証とは考えないようにしています。[3]

Chromeより軽く感じる。メモリの話は、体感と比較条件を分けて

使っていて、Chromeよりメモリを食わないように感じるのも、気に入っている点です。

ただし、これは普段の使用感です。NexAで同じページ数・拡張機能・設定にそろえて比較計測した結果ではありません。「Chromeより必ず省メモリ」とまでは言いません。

一方、公式ドキュメントには、並列作業時のメモリについて参考値が掲載されています。about:blankを開く6並列の例で、追加メモリは次のとおりです。[3]

実行方式追加メモリの参考値
別々のブラウザインスタンスを起動し、プロファイルをコピー約15 GB
ego (lite)のSpaceを利用約0.9 GB

これは通常閲覧での「Chrome対ego (lite)」の比較ではありません。 タスクごとにブラウザを別起動する方式と、同じブラウザ内でSpaceを使う方式の比較です。公式自身も、厳密なベンチマークではなく、リソースの使い方を示すための数値だと説明しています。[3]

私の感じる軽さの原因がこれだとは断定できません。それでも、複数のブラウザ作業をAIに任せる際の、興味深い設計だと思います。

派手さより、開発中に使いやすいこと

NexAで使っていて評価しているのは、「AIからブラウザを操作しやすいこと」と「普段の道具として軽快に感じること」です。

コードを書くところだけでなく、その先のブラウザ作業までAIと分担できる。ego (lite)は、そんな開発環境を考えるうえで、手元に置いておきたい道具の一つです。


参考資料

機能・比較条件は2026年10月3日に公式資料を確認。使用感はNexAで利用している筆者の主観です。

[1] ego (lite)公式:What is ego (lite)

[2] ego (lite)公式:Snapshot

[3] ego (lite)公式:Space

[4] ego (lite)公式:Quick start

関連ノード:ego (lite) / Ego Lite — Tesuji

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